TOEIC900点って異次元レベルじゃない?どんなことができるの?

そんな疑問にお答えします!

✔︎本記事の信頼性

大学生の頃、TOEIC300点台から英語の学習を本格的に始め、1年で825点を取得しました。

10年ほどブランクがありましたが、社会人になってから学習を再開し955点を取得しました。

英語が本業ないですが、仕事上、顧客とのやり取りで英語を利用します。

TOEIC900点のステータス

TOEIC900点は受験者の上位5%以内に入ります。

下記仮定すると、日本国内では1000人に1人の逸材です!

凄くないですか??

国内の受験者は年間200万人近いですが、

・受験者1人につき1回受験している

・受験者は一般の人より英語を得意とする

・過去に900点以上取得した人はカウントしない

・日本人口は1億人

と仮定します。

受験者200万人の内、5%の10万人のみが900点以上を保有していることになります。

日本人口が1億人なので、10万人は1000人に1人になります。

企業数が約200万社なので、20社に1人ようやく見つかる程度です。

そうなるとビジネス現場では中々TOEIC900点の人材を見かけません。

出典:一般社団法人国際ビジネスコミュニケーション協会第285回(2021年12月19日 午後

学歴も同じですが、周りからするとなんか凄い人と思われ易いです。

学歴じゃないよ、スコアじゃないよと言う人もいますが、少なくとも努力してきた人として証明できます。

良くも悪くも、人は初見において本能的に、他人をステータスで判断します。

TOEIC900点のビジネス現場でのレベル

自身の専門分野であればビジネスを遂行レベルと考えて良いでしょう。

メールのやりとり、資料の読み込みはさくさくできます。

電話や接客も相手が合わせてくれれば、問題ありません。

ただし、ネイティブのナチュラルスピード、アクセントが強い会話は聴き取れないことがしばしばです。

議題を絞ってクリアに話してくれればビジネス上問題ありません。

顧客とのやり取りは、専門分野の単語を除いて難易度が高い単語が出ることは少ないです。TOEIC900点の単語数でも足ります。

話せるかどうかについてはTOEIC学習以外のところで、どれだけアウトプットしてきたかによるので、人によります。

全く話せない人もいます。

ただし基礎力がしっかりして素養があるので、習得は早いはずです。


TOEIC900点の市場価値と転職

rawpixel / Pixabay

前述の通り、20社に1人の割合なので市場価値は高いです。

だだし、TOEIC900点で英語専門職に飛び込むのは難しく、まあ専門知識なしでTOEIC900点だけぶら下げて英語専門外の業界に飛び込んでも難しいでしょう。

単体では武器になりづらいですが、専門性を備えた上で、プラスαとしてのTOEIC900点は、企業に対して強烈なインパクトを与えることができます。

もちろん外資系や海外展開していて英語が必要な企業等が前提です。地方や規模が小さい企業ほど希少価値が高くなります。

私は国内の中小企業のメーカーで働いていますが、海外への輸出が増えてきました。周りに英語ができる人はほぼいないので、TOEIC900点のスキルは重宝されます。

ちなみに新卒時はTOEIC825点で、500名規模の外資系企業に就職しました。外資系ともなると800点台の同期が数人いましたが、900点台はさすがにいませんでした。

外資系でも希少価値が高いです。

TOEIC900点を取得するための時間と勉強法

TOEIC800点から900点を突破するのに、概ね300時間必要になります。

1日1時間の学習では10ヶ月、1日3時間の学習で3ヶ月と少しで達成できます。

正しい学習で進めればもっと短縮もできるかもしれません。

TOEIC900点の条件として、

リーディングは全て解き切れる(返り読みが少ない)

リスニングは先読みができる

・概ね根拠に基づいて解けたと、試験後に達成感を感じることができる

詳しくはこちらの記事をご覧下さい。

TOEIC900点と英語通訳者の実力の差

Sprachschuleaktiv / Pixabay

TOEIC900は通訳学校ではスタートラインのようです。

校内にはTOEIC満点も多くいるようですが、ネイティブのナチャラルスピードが聴き取れないこともしばしば。

口語なので難しい単語は使われていないことが多いですが、それでも聴き取れないことが多いのは、TOEIC公開テストのクリアな音声とナチャラルスピードがそれだけ異なるということでしょう。

そのナチャラルスピードを同時通訳するのですから恐るべき英語力ですね、、笑

英検1級(TOEIC900〜950)点からさらに10000時間程度費やしたら、一人前の通訳になれるという通訳者のツイートを見かけたことがあります。

10000時間は、1日10時間費やしても約3年、1日3時間なら10年、1日1時間なら30年(笑)

ネイティブと同じような生活で、1日中英語漬けにして、本気で取り組まないと達成できないです。

それだけ語学習得の道のりは果てしないということです。

TOEIC900点保有者の今後

TOEIC900点は英語専門にするならばスタートライン、専門性プラスαとしての英語スキルなら最強という位置付けです。

英語専門職で無くてもTOEIC900点を取得した人はそこから英語学習を辞めずに、より一層高みを目指す人が多いはずです。

これまでの膨大な学習経験によって英語力のレベルを客観視できるため、何ができて、何が足りないのか、目標のために何をすべきかを明確に判断できるからです。学習効果は指数関数的に向上していきます。

また、「継続」こそが語学上達で最も効果的な方法と知っています。

英検1級やTOEFLなど別の資格を狙う方、オンライン英会話を駆使して使える英会話に磨きをかける方、単語数をひたすら増やして新聞、ニュースのインプット力を高める方、様々です。

目指す目標はたくさんあります。

まとめ

✔︎TOEIC900点は人が羨む点数で希少価値が高く、努力した人というステータスが手に入る

✔︎転職市場では、専門性+αのスキルとしてTOEIC900点は最強

✔︎専門分野ではビジネスを遂行できる

✔︎同時通訳など英語専門としてのスキルとしてはスタートラインレベル

✔︎英語をさらに磨き続ける(TOEIC700、800とったから学習終わり、とはならない)